かんたん操作、かんたん理解の、らくらくログ解析 複雑なウェブ解析を、もっと簡単に、わかり易く。自社で運用・改善を行うためのアクセスログ解析サービスです
事例 - 株式会社向田工業所様

静岡県藤枝市に本社を構え、昭和21年の創業以来、アルミトランク・選挙用投票箱など、アルミ製品の製造を行っている株式会社向田工業所様。
主力商品である投票箱は、静岡県内で約8割、全国でも3割ほどのシェアを占めています。
メインはBtoBですが、最近ではBtoC向けの商品として、「アルミアートボード」というインテリア商品を提供しています。写真やイラストなどの図柄を、アルミ板に大小の穴を開けて表現するというもので、アルミ独特のクールな質感と錆びにくく軽いという特質を生かし、結婚式のウェルカムボード、新築祝いのプレゼントなどに利用されています。

2004年のWebサイトリニューアルと同時に、らくらくログ解析を導入。
リニューアル以前のWebサイトは単に商品情報を並べただけのものでした。アクセス解析で分かったのは、アクセスする人自体も少なく、せっかくアクセスしてすぐに離脱してしまう人ばかりという状況。これでは駄目だと思い、一念発起してWebサイトのフルリニューアルを決行すると共に、らくらくログ解析を導入しました。以降、解析結果をもとにWebサイトの改善に取り組んでいらっしゃいます。

らくらくログ解析のユーザー歴、実に11年。ベテランユーザーならではの実践的な活用方法をお伺いしました。

らくらくログ解析を利用いただいて11年になりますが、現在はどのように
活用されていますか?

1.リアルタイム解析で電話対応を効率化

最近では、お客様の電話対応の時に、リアルタイム解析を活用しています。
「Webサイトを見て電話したんですが…」というお客様の場合、どのページを見ているのかが一目瞭然ですので、電話対応がとてもスムーズになりました。らくらくログ解析なら組織名までわかるので、金融機関ならアタッシュケース、行政機関なら選挙用品かなとニーズも目星がつきます。
お客様の立場でも、的確な対応をしてもらえれば心地よいですよね。リアルタイム解析を使うことで電話対応の時間が短縮でき、業務の効率化に役立っています。

リアルタイム解析


2.問合せや資料ダウンロードをした企業を把握

「組織名が分かる」という機能は、電話対応に限らず、問合せフォームからのお問合せ対応にも役立っています。
フォームに会社名を入力しない方も多いのですが、問合せをした日時とthanksページの解析結果を比較することで、「おそらくこの会社だろう」と目星をつけることができます。
企業や業種が分かればおおよそのニーズも推測できますので、問合せへの返答も的確なものになります。
thanksページだけでなく、製品カタログのPDFファイルをダウンロードした組織もチェックしています。カタログをダウンロードした企業から問い合わせを受けたら「カタログの○ページに~」のように、カタログを閲覧していることを前提に対応すればさらにスムーズです。
お客様からすれば「こちらのことをよく理解してくれている営業さん」という印象でしょうね。

3.市場調査の代わりに、解析結果からニーズを確認

また、解析結果は、営業だけでなく「市場調査」のようにも使えるんですよ。
弊社では、DMやチラシへの反応を解析結果でチェックし、市場調査代わりに使っています。
DMやチラシにWebサイトのアドレスを載せ、興味を持った人がWebサイトを訪れるようにしています。そのうえで、地域差を知りたい場合、地域ごとに配布時期を少しずつ変えます。そうすると、Webサイトを訪れるタイミングも地域ごとに変わってきますよね。こうすることで、地域ごとの反応の有無がはっきりとわかるんです。

この前は、アルミアートボードの代理店を募集するDMを、東京都・神奈川県・愛知県のブライダルショップに送付しました。それぞれ1週間ずつ送付時期を変え、地域ごとの反応を確認したところ、神奈川県は反応なし。一方、愛知県からはかなり訪問があり、興味が強そうだということがわかりました。結局、神奈川県への投資は打ち切り、その分を愛知県に回すことに決めました。

新しい業界にアプローチするかどうかも、Webサイトの解析結果を参考にして決定しています。
アルミアートボードにペットの写真を使い、愛犬家向けのインテリアグッズとして売り出したらどうかというアイディアがありました。早速ペット業界向けのキャンペーンページを用意し、ペット業界の展示会に出展しました。
会場での反応は悪くありませんでしたが、キャンペーンページのアクセス解析結果を確認すると、アクセスは予想外に少なかったんです。最終的には、ペット業界のニーズはまだ少ないと判断し、本格参入は見送りました。
これに限らず、新しいアイディアが浮かんだらまずチラシや展示会などで人の目に触れる機会を作り、その後Webサイトにどれくらい訪問があるかを確認して、続けるかどうかを判断しています。

らくらくログ解析を使い続けて、御社のビジネスには
どのような影響や効果があったでしょうか?

DMやチラシ・展示会などからWebサイトに誘導することで、「Webサイトへのアクセス≒ニーズの大きさ」と捉えることができるようになりました。これが、様々なシーンで判断材料として役立ちます。
特に「ダメな所」はすぐにわかるので、効果がないと判断したらすぐにストップするという素早い判断ができるようになりました。限られた予算と人手を、使うべき所に使えているという実感があります。

また、Webサイト上にどのような情報を載せるかという点でも、解析結果から得られるものは大きいです。
「足取りわか~る」を見ることで、何を見たらいいのかわからずにWebサイト内をうろうろしている訪問者がいることに気がつきました。これを解消するため、現在は「金融機関の方」「行政・教育機関の方」など、業種を単位にしたグローバルナビゲーションに変更しました。

現在に至るまで、解析結果をもとにWebサイトの改善や作り込みを行い、その成果を解析結果でチェックし…ということを繰り返しています。今は「ちょっと寄り道」できるようなコンテンツを増やし、あえて回遊させるような仕掛けを試しています。

今後の展望や活動予定についてお聞かせください。

私のモットーは「仕事は楽しく、面白く」です。同業他社のWebサイトを見ていても、製品が製品ですから、どれもお堅い感じなんですよ。一方、弊社のWebサイトはマンガのキャラクターを使ったポップな雰囲気で、かなり差別化できていると思います。
投票箱や記帳台など、弊社の製品は購入・買い替えのサイクルが長いものが多いんです。だからこそ、いざ必要になった時に「そういえば…」とまっさきに思い出してもらえる会社になりたい。そのために、Webサイトに定期的に見に来てもらえるよう、楽しく面白いコンテンツを用意していきたいと考えています。

Webサイトのネタをひらめいた時にすぐ形にできるよう、常にデジタルカメラを持ち歩いています。面白い!びっくりした!と反応が大きかった動画「当社のトランクを壊してみました。」も、新調したカメラで何か撮りたいなと思った時にひらめいて、ぶっつけ本番で撮影したんですよ。

これからアクセス解析を始める方に向けて、アドバイスをお願いします。

定型のレポートを作るよりも、普段と違う所を深掘りしていくことをおすすめします。
自分自身、忙しくて毎日解析結果をチェックすることはできないので、数週間分をまとめて確認し、普段と違う所があったら詳しく見るという流れで利用しています。解析結果を見るのは月に数回ですね。その分、見るときは徹底的に見ます。

解析結果は、Webサイトの担当者だけでなく、営業の方にもぜひ見ていただきたいですね。
お客様の姿が解析結果から見えるので、お客様と接する営業担当者こそ、活用できる情報が多いと思います。 らくらくログ解析は操作も簡単で専門用語も少ないので、抵抗なく使い始められると思いますね。

アルミのむかいだ:株式会社向田工業所 »

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