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戦略的なパラメータ活用法

戦略的なパラメータ活用法

今回は、パラメータの活用方法についてです。
根本から問い直しますが、"パラメータ"って、皆様ご存知でしょうか?

Wikipediaでひも解くと、

・数学において、媒介変数のこと。
・情報工学において、引数のこと。
・確率論および統計学において、母数のこと。

という定義がでてきますが、これだけでは私自身さっぱりです。
具体例を挙げます。本メールのアンケートリンクのうち「?」から後ろが"パラメータ"です。

下記のリンク(メルマガ継続投票リンク)
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?qid=cont
にも「?qid=cont」とついています。

上記の例の場合は、パラメータがあってもなくても実際にユーザの目に触れるのは、
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html
パラメータを付けたリンクにアクセスがあると、サーバに書き出されるアクセスログには、パラメータ付きのURLが記録されます。

らくらくログ解析では、あらかじめ設定をしておくことで、
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?qid=cont

といったように、もともと1つのページを"別のページ"として集計することが可能です。

    戦略的なパラメータ活用①:アンケート

パラメータの付与によって、同一ページを異なるURLとして集計できることがわかりましたが、実際どのように活用するのでしょうか? 実例をご紹介いたします。

https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?qid=good9
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?qid=poor9

このURLに見覚えはございますでしょうか?
そうです。メールマガジンの末尾にある、「ご意見をお聞かせください!」アンケート用のURLです。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html
という突貫で用意した単一のページに「?qid=good9」「?qid=poor9」というパラメータを付与することで、あたかも複数のページが実存しているかの ように施しています。

アンケートの結果を確認する際は、メルマガ第8回の「ニュースリリースの反響は?」でご紹介した[ページを指定 機能]にて、
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?qid=good9
というURLを検索窓にペーストして確認します。

第8回は「good8」「poor8」、第9回は「good9」「poor9」とすることで、各回ごとの反応を確認できますし、どういったお客様がどのような内容・機能にご興味をお持ちなのかを把握することで、次回以降の記事作成にも役立ちます。


    戦略的なパラメータ活用②:広告効果

パラメータを利用することで、アドワーズやオーバチュアからの流入数も、らくらくログ解析上で取得することが可能です。 広告出稿の際、広告からのリンク先を
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?gaid=001

としておけば、「?gaid=001」に紐付く広告からどれだけの流入があって、どんなユーザはどんな人(地域や組織)なのかを特定することが可能です。

また、オプションの「カテゴリマスタ編集(有償)」を上手く活用すれば、たとえば

https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?gaid=001
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?gaid=002
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?ovid=001
https://www.rakulog.com/enquete/qthanks.html?ovid=002

というURLをグルーピングして「9月度PPC広告」といった名前でカテゴリ登録することも可能です。
こうしておけば、メニューバーの[集計対象]でカンタンに抽出することができます。

    そもそもパラメータって、どうやって付けるの?

「?qid=cont」というパラメータを例にとると、

「?」 …「ここからがパラメータ」という宣言
「qid」 …パラメータ名
「=」 …イコール
「cont」…変数

上記のように、4つの部位に分解出来ます。
「?」と「=」の間がパラメータ名となります。 「=」や変数を付けないと、想定した通りに集計出来ない可能性もありますので、ご注意ください。


    らくらくログ解析でパラメータを付ける場合

らくらくログ解析の「パラメータ取得設定」には 2通りの設定があります。
どんなパラメータもとりあえず取得する「全取得」と、任意のパラメータのみを取得する「パラメータ指定」です。 「全取得」の場合、漏れなく全てのパラメータを網羅できることがメリットですが、反面、分析に不必要なパラメータまで取得してしまい場合によっては分析結果が見にくくなってしまう可能性もあります。

「パラメータ指定」の場合は、取得されたいパラメータ名をあらかじめ弊社にご連絡いただく必要があります。 若干お手数がかかりますが、目的のパラメータだけにポイントを絞れるメリットがあります。 パラメータ名や変数は、任意の値で構いません。

「?qid=cont」というパラメータは、

question id … 質問ID
continuance … 継続

という単語の頭文字をとっています。
結果をご覧になるご担当者様がわかりやすいパラメータが望ましいです。
一歩踏み込んだ解析結果を得るために、ぜひ貴社でもパラメータの活用についてご一考ください。
設定に際し、ご不明点やご不安な点などございましたら、お気軽にご相談ください。

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